038有鱗類

「有鱗類……センザンコウのなかま」とは
センザンコウ(穿山甲)は、山に穴を穿ってくらす甲羅をもつ動物の意。中国名「龍鯉」は、龍の鱗をもつ鯉とされ、陸に棲む魚だと考えられていたことによる。その鱗は中風、痘瘡、下痢などの治療薬として用いられたが、肉は味が悪く毒があるとされた。一方、アフリカでは古代よりセンザンコウの鱗をやすりとして用い、その肉も美味とされ、現在も食用としてさかんに捕獲されている。英名の「pangolin」はマレー語のころがるものをあらわす言葉から転じたもので、危険が迫ると体をボールのように丸める習性による。


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