「ペリカン類……ペリカンのなかま」とは
古代エジプトでは、ペリカンの母鳥が雛にみずからの血を餌として与えると信じられていたが、雛が口中に顔を突き入れて餌をもらう姿から、ほかにも様々な俗説が生まれている。中世のアラブではペリカンの肉は神聖なものとされ聖職者たちは食べなかったが、庶民は大量に消費していたという。
またペリカンは飼い鳥としても人によく馴れるため、ヨーロッパの貴族の館で飼育されていた。日本では江戸時代に小石川の後楽園にペリカンが空から落ちてきたという記録が残されている。
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