「コウノトリ類2……コウノトリのなかま」とは
和名の「コウ」はもともと白鳥を意味した。かつては日本でも普通に見られ、江戸の神社仏閣の屋根上などにはたくさん営巣し、コウノトリが巣をつくると火事にならないと信じられていた。ちなみに新年の代表的な画題である「鶴と松」のツルは、もともとコウノトリであったものが転じたものである。
ヨーロッパでは、親子の情愛が深いとみられていたため、赤ん坊はコウノトリが運んでくるという俗説が広く普及した。一説には、良い子なら背中に乗せて来るが、悪い子はくちばしにくわえるという。
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