◎鳥類の分類についても、さまざまな考え方や方法があり、現在は流動的な状況にあります。1990年代以降、分子生物学の進歩とともに、まったく新しい分類体系が登場してきましたが、ここでは、形態比較等による伝統的な分類法を基準としました。一般には、鳥綱を以下の25の目に分類しています。
*動物分類についての基本については、
「ほ乳類篇」参照。
●ダチョウ目、シギダチョウ目、カイツブリ目、ペンギン目 、ミズナギドリ目、ペリカン目、コウノトリ目、フラミンゴ目、カモ目、タカ目、キジ目、ツル目、チドリ目、ハト目 、オウム目、カッコウ目、フクロウ目、ヨタカ目、アマツバメ目 、ブッポウソウ目、キツツキ目、キヌバネドリ目、ネズミドリ目、アビ目、スズメ目
◎「The Ark of Gaia vol.02」は、博物学研究家である荒俣宏氏が所蔵する18-19世紀の博物図鑑に掲載された版画を中心に構成しました。したがって刊行当時の動物学的知見を反映したものであり、上記の分類群(目)すべてを網羅しているわけではありません。また、伝聞や不完全な標本をもとにした描写も少なくなく、動物の形態が正確に表現されていないものが含まれています。