2016-3-1 UPDATE

ナキウサギ

森で生き残った生きた化石の謎

冬眠しないエゾナキウサギは、冬の栄養不足を補うため盲腸糞をイソツツジの葉と共に貯めます。イソツツジには、樟脳に似た揮発成分が含まれており、この作用で糞に黴が発生しないのです。厳しい自然環境の中で生き延びるため、寒冷地に育つ植物には有毒成分を持つものが少なくないのですが、その一つをナキウサギは巧みに利用しているのです。 [5分11秒/字幕:日本語,英語]