2016-3-1 UPDATE

ナベヅル

越冬のためのセンサー

十一月。九州南西部の干拓地に冬の使者、ナベヅルが集い始めます。その数、およそ一万四千。地球上に棲息するナベヅルの九割がここに集うと言われています。塒は水が浅く張った場所に限られますが、これは夜行性の外敵の襲来を、水音や波紋の乱れでいち早く察知するためと言われています。ナベヅルの足には波紋の乱れを感じ取る、センサーがあるのです。 [5分41秒/字幕:日本語]